当たり前なんかない

当たり前なんかない

 地震発生から二週間以上経つのに、水も電気もない生活を強いられている能登半島の方々。泣きっ面に蜂で、大雪にまで見舞われて本当にお気の毒です。テレビを見ていると、涙が出てきて、当たり前なんてないんだなあと実感します。 

 そのような中、ありがたくも先週三年ぶりに、スタジオでの自主練習を再開しました。今まで踊ってきたパロ(曲種)の復習を始めました。 

 スタジオを借りてバイレ(踊り)の練習することを何十年も当たり前のようにに思ってましたが、ここ三年、怪我、故障が多かったので、自主練を再開出来たのは本当に嬉しかったです。 

 年齢による体の変わり目でもあるのでしょうが、ここ数年は次から次へと怪我をしていました。    

 三年前、黒ラブの子犬を迎え、かわいい、かわいいと舐めるように可愛がっていましたが、彼が我が家にきて半年経った頃、体もデカくなった彼に、縦飛びされ、彼の頭が私の目にガツンと当たったのでした。眼球が潰れる程の激痛でした。ギャーと言う私の叫び声は、悪魔のようだったと子供達に言われました。なんとか会社に出勤しましたが、午後には黒い糸くずのようなものが何本も見えるようになりました。慌てて眼科に行くと「網膜裂傷」とのこと。名前の通り、網膜が破れていたんですね。すぐにレーザー手術を受けました。黒い糸状のものは、出血のせいでした。

 これを皮切りに、脊柱管狭窄症(腰から足)、膝蓋骨骨折(膝のお皿)、そして足底腱膜炎(かかと)で体が痛い状態が続きました。体が不調だと精神的にも参ってしまいますよね。なんとなく、自暴自棄になったり悲しくなったり気分がふさぎ込んでいました。 

 レッスン指導は楽しいので、体をだましながらどうにかやっていましたが、柔軟もせず、大事をとって体を動かさなくなった結果、体が固くなってしまいました。

 足底腱膜炎に関しては、最初にかかった整形外科の医師には「治らない」と断言され、気持ちが落ち込みましたが、ある生徒さんにセカンドオピニオンもらいに行った方がいいと言われ、次に受診した整形外科では、「一年かかるけど、治りますよ」と言われ、本当に嬉しかったです。

 同時にセカンドオピニオンもらいに複数の病院に行く大切さも実感しました。

 人は、希望がないと生きられないって本当ですね。時間がかかっても治るのと、もう治らないとでは全く気持ちが違いました。

 けれども病気の増える年齢でもあります。病気と一緒に生きていく人も増える年頃でもあります。健康が当たり前だった若い頃とは違うんだよーと日々自分に言い聞かせています。 

 でも、「当たり前なんかない」と腹にストンと落ちたおかげで、毎日ありがたく生きて行こうと思えました。

 これは新年の誓いになるなー!

 今年から「当たり前なんてないから日々感謝で生きる」ことにします。

 そして三日坊主にならないように継続します。

 三日坊主といえば、元旦に買ったエアロバイク、継続してます。 この話は次回お話しますね😄 

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